2018年がはじまったころ、桜川にて何度となく職人の後継者不足、日本の若い子たちが
職人の本当の技を知らず、このままでは日本から伝統の技術や職がなくなってしまうという
そんな会合がなされていた。
流れの中でその解決方法は自分の中では迷いなく、それは「若い子にかっこいいと
思ってもらえる見せ方」「人が多く集まる場所に職人がでていくこと」という2つを
両立した上で、「それを体験できる場所を定期的につくる」というもの
KRAFKAは「クラフ家」であり、それは「落語家」や「茶道家」と同じく伝統の家元
そしてそれらが集う場所としての「家」の2つの意味が含まれている。
火も使うかもしれないし、会場はできるだけブースをいくつもだせる広さが必要だ。
会場のイメージにあうところが頭にひとつだけ浮かんでいた
それが堺にある「71Labo」という場所だった。
会場のオーナーの小野さんとも意気投合し、今回のイベントを一緒に作ってくれることが決まった。
メインビジュアルをKASIKAが担当し、開催日も大人の土曜夜と親子の日曜昼という2DAYSが
KRAFKAの定番のスタイルとなり、連日大盛況・子供達にもたくさん楽しんでもらえた。
2019年には前年の大盛況をうけ規模を拡大し開催
こどもたちへの浸透度も格段にアップし親子で訪れてくれる人が増え連日の大盛況。
職人たちが子供にふれて笑顔になる瞬間がたまらなく幸せな2日間だった。
2020年からコロナのあおりをうけるが、2022年春
場所をスピニングミルにうつし、SPINNING KRAFKAとして復活。
場所を変えても賑わいはさらに加速。
KRAFKAはいつも子供や職人たちから明日を生きる力をもらう。
普段は寡黙な職人達のはじける笑顔と子供のまるでテーマパークにいるような目の輝きが
僕らに生きる希望をくれる。
日本の伝統は世界に誇れる財産だ。
その日本を象徴する、そして次世代につなげるこのイベントを
これからも大切に育てていきたい。
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